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デフォルト値: false
%edispflag
がtrue
の時、
Maximaは %e
の負の指数乗を商として表示します。
例えば、%e^-x
は 1/%e^x
と表示されます。
exptdispflag
も参照してください。
例:
(%i1) %e^-10; - 10 (%o1) %e (%i2) %edispflag:true$ (%i3) %e^-10; 1 (%o3) ---- 10 %e
デフォルト値: !
absboxchar
は1行より広い式の回りに絶対値記号を描くのに使われる文字です。
例:
(%i1) abs((x^3+1)); ! 3 ! (%o1) !x + 1!
display
のようですが、
等式ではなく引数の値だけが表示されます。
これは名前を持たない複雑な引数や引数の値だけに興味があって
名前には興味がない引数に役立ちます。
例:
(%i1) b[1,2]:x-x^2$ (%i2) x:123$ (%i3) disp(x, b[1,2], sin(1.0)); 123 2 x - x .8414709848078965 (%o3) done
左辺が未評価のexpr_iで、右辺が式の値の等式を行の中央に表示します。
この関数は、中間結果を表示するのにブロックやfor
文の中で役立ちます。
display
の引数は、通常アトムや、添字付き変数、関数コールです。
disp
も参照してください。
ldisplay
, disp
, ldisp
も参照してください。
例:
(%i1) b[1,2]:x-x^2$ (%i2) x:123$ (%i3) display(x, b[1,2], sin(1.0)); x = 123 2 b = x - x 1, 2 sin(1.0) = .8414709848078965 (%o3) done
デフォルト値: true
display2d
がfalse
の時、
コンソール表示は(2次元)形式ではなく文字列(1次元)形式です。
例:
(%i1) x/(x^2+1); x (%o1) ------ 2 x + 1 (%i2) display2d:false$ (%i3) x/(x^2+1); (%o3) x/(x^2+1)
デフォルト値: false
display_format_internal
がtrue
の時、
式は数学的内部表現を隠すように変換されることなく表示されます。
表示はpart
ではなくinpart
が返すものに対応します。
例:
User part inpart a-b; a - b a + (- 1) b a - 1 a/b; - a b b 1/2 sqrt(x); sqrt(x) x 4 X 4 X*4/3; --- - X 3 3
exprをパーツ毎に一行ずつ使って表示します。
すなわち、最初にexprの演算子が表示され、
それぞれの項が別々に表示されます。
もしexprが他の方法で表示するには大きすぎるなら、
これは役に立ちます。
例えば、もしP1
, P2
, ...が非常に大きな式なら、
P1 + P2 + ...
を一度に表示しようとする場合、
表示プログラムは保存の空き領域を使い尽くすかもしれません。
しかしながら、
dispterms (P1 + P2 + ...)
は、
P1
を表示し、その下にP2
を表示し、という具合です。
dispterms
を使わない時、
もし指数式がA^B
のように表示するには広すぎるなら、
それはexpt (A, B)
(もしくはA^^B
の場合、ncexpt (A, B)
)のように現れます。
もし指数式がa^b
のように表示するには広すぎるなら、
expt (a, b)
(もしくは、a^^b
の場合、ncexpt (a, b)
のように現れます。
expt
やncexpt
は入力では認識されません。
デフォルト値: true
exptdispflag
がtrue
の時、
Maximaは式を商を使って負の指数の式を表示します。
例:
(%i1) exptdispflag:true; (%o1) true (%i2) 10^-x; 1 (%o2) --- x 10 (%i3) exptdispflag:false; (%o3) false (%i4) 10^-x; - x (%o4) 10
関数grind
は
コンソールにMaximaへの入力に適した形でexprを印刷します。
grind
はいつもdone
を返します。
exprが関数名やマクロ名の時、
grind
は、名前だけでなく関数やマクロ定義を出力します。
string
も参照してください。
それは出力を印刷する代わりに文字列を返します。
grind
は
string
の出力より若干読みやすい方法で
式を印刷しようとします。
変数grind
がtrue
の時、
string
やstringout
の出力は
grind
のそれと同じフォーマットです;
そうでなければ、それらの関数の出力を特別にフォーマットしようとはしません。
変数grind
のデフォルト値はfalse
です。
grind
は playback
の引数としても指定できます。
grind
が存在する時、
playback
は grind
関数と同じフォーマットで入力式を印刷します。
そうでなければ、入力式を特にフォーマットしようとはしません。
grind
は引数を評価します。
例:
(%i1) aa + 1729; (%o1) aa + 1729 (%i2) grind (%); aa+1729$ (%o2) done (%i3) [aa, 1729, aa + 1729]; (%o3) [aa, 1729, aa + 1729] (%i4) grind (%); [aa,1729,aa+1729]$ (%o4) done (%i5) matrix ([aa, 17], [29, bb]); [ aa 17 ] (%o5) [ ] [ 29 bb ] (%i6) grind (%); matrix([aa,17],[29,bb])$ (%o6) done (%i7) set (aa, 17, 29, bb); (%o7) {17, 29, aa, bb} (%i8) grind (%); {17,29,aa,bb}$ (%o8) done (%i9) exp (aa / (bb + 17)^29); aa ----------- 29 (bb + 17) (%o9) %e (%i10) grind (%); %e^(aa/(bb+17)^29)$ (%o10) done (%i11) expr: expand ((aa + bb)^10); 10 9 2 8 3 7 4 6 (%o11) bb + 10 aa bb + 45 aa bb + 120 aa bb + 210 aa bb 5 5 6 4 7 3 8 2 + 252 aa bb + 210 aa bb + 120 aa bb + 45 aa bb 9 10 + 10 aa bb + aa (%i12) grind (expr); bb^10+10*aa*bb^9+45*aa^2*bb^8+120*aa^3*bb^7+210*aa^4*bb^6 +252*aa^5*bb^5+210*aa^6*bb^4+120*aa^7*bb^3+45*aa^8*bb^2 +10*aa^9*bb+aa^10$ (%o12) done (%i13) string (expr); (%o13) bb^10+10*aa*bb^9+45*aa^2*bb^8+120*aa^3*bb^7+210*aa^4*bb^6\ +252*aa^5*bb^5+210*aa^6*bb^4+120*aa^7*bb^3+45*aa^8*bb^2+10*aa^9*\ bb+aa^10 (%i14) cholesky (A):= block ([n : length (A), L : copymatrix (A), p : makelist (0, i, 1, length (A))], for i thru n do for j : i thru n do (x : L[i, j], x : x - sum (L[j, k] * L[i, k], k, 1, i - 1), if i = j then p[i] : 1 / sqrt(x) else L[j, i] : x * p[i]), for i thru n do L[i, i] : 1 / p[i], for i thru n do for j : i + 1 thru n do L[i, j] : 0, L)$ (%i15) grind (cholesky); cholesky(A):=block( [n:length(A),L:copymatrix(A), p:makelist(0,i,1,length(A))], for i thru n do (for j from i thru n do (x:L[i,j],x:x-sum(L[j,k]*L[i,k],k,1,i-1), if i = j then p[i]:1/sqrt(x) else L[j,i]:x*p[i])), for i thru n do L[i,i]:1/p[i], for i thru n do (for j from i+1 thru n do L[i,j]:0),L)$ (%o15) done (%i16) string (fundef (cholesky)); (%o16) cholesky(A):=block([n:length(A),L:copymatrix(A),p:makelis\ t(0,i,1,length(A))],for i thru n do (for j from i thru n do (x:L\ [i,j],x:x-sum(L[j,k]*L[i,k],k,1,i-1),if i = j then p[i]:1/sqrt(x\ ) else L[j,i]:x*p[i])),for i thru n do L[i,i]:1/p[i],for i thru \ n do (for j from i+1 thru n do L[i,j]:0),L)
デフォルト値: 10
ibase
は Maximaが読む整数の基数です。
ibase
は2から(十進数で)36までの任意の整数を割り当てられます。
ibase
が10よりも大きい時、
数値は十進数字0から9に加えて、
ibase
ディジットに必要なアルファベットA, B, C, …で構成されます。
最初のディジットが0から9の時だけ文字はディジットとして解釈されます。
大文字小文字は区別されません。
許容される最も大きな基数36の数値は0から9までとAからZまでから構成されます。
ibase
の値がいくつでも、
整数が小数点で終了する時は基数10として解釈されます。
obase
も参照してください。
例:
ibase
less than 10.
(%i1) ibase : 2 $ (%i2) obase; (%o2) 10 (%i3) 1111111111111111; (%o3) 65535
10より大きなibase
。
最初のディジットが0から9までの時だけ文字はディジットとして解釈されます。
(%i1) ibase : 16 $ (%i2) obase; (%o2) 10 (%i3) 1000; (%o3) 4096 (%i4) abcd; (%o4) abcd (%i5) symbolp (abcd); (%o5) true (%i6) 0abcd; (%o6) 43981 (%i7) symbolp (0abcd); (%o7) false
整数が小数点で終了する時、基数10として解釈されます。
(%i1) ibase : 36 $ (%i2) obase; (%o2) 10 (%i3) 1234; (%o3) 49360 (%i4) 1234.; (%o4) 1234
式expr_1, ..., expr_nをコンソールに印刷出力として表示します。
ldisp
は
引数それぞれに中間式ラベルを割り当て、ラベルのリストを返します。
disp
, display
, ldisplay
も参照してください。
例:
(%i1) e: (a+b)^3; 3 (%o1) (b + a) (%i2) f: expand (e); 3 2 2 3 (%o2) b + 3 a b + 3 a b + a (%i3) ldisp (e, f); 3 (%t3) (b + a) 3 2 2 3 (%t4) b + 3 a b + 3 a b + a (%o4) [%t3, %t4] (%i4) %t3; 3 (%o4) (b + a) (%i5) %t4; 3 2 2 3 (%o5) b + 3 a b + 3 a b + a
式expr_1, ..., expr_nをコンソールに印刷出力として表示します。
式それぞれは、
lhs
がldisplay
の引数の1つで、rhs
がその値の、
形式lhs = rhs
の等式として表示されます。
典型的には引数それぞれは変数です。
ldisp
は式それぞれに中間式ラベルを割り当て、ラベルのリストを返します。
例:
(%i1) e: (a+b)^3; 3 (%o1) (b + a) (%i2) f: expand (e); 3 2 2 3 (%o2) b + 3 a b + 3 a b + a (%i3) ldisplay (e, f); 3 (%t3) e = (b + a) 3 2 2 3 (%t4) f = b + 3 a b + 3 a b + a (%o4) [%t3, %t4] (%i4) %t3; 3 (%o4) e = (b + a) (%i5) %t4; 3 2 2 3 (%o5) f = b + 3 a b + 3 a b + a
デフォルト値: 79
linel
はコンソールディスプレイの仮定された(文字単位の)幅です。
linel
はユーザーによって任意の値に割り当てられます。
非常に小さい値や非常に大きな値は実用的ではありませんが。
エラーメッセージやdescribe
の出力のように、
Maximaの組み込み関数が表示するテキストはlinel
の影響を受けません。
デフォルト値: false
lispdisp
がtrue
の時、
Lispシンボルはクエスチョンマーク?
を先頭文字として表示されます。
そうでなければ、Lispシンボルは先頭文字を持ちません。
例:
(%i1) lispdisp: false$ (%i2) ?foo + ?bar; (%o2) foo + bar (%i3) lispdisp: true$ (%i4) ?foo + ?bar; (%o4) ?foo + ?bar
デフォルト値: true
negsumdispflag
がtrue
の時、
x - y
は - y + x
でなくx - y
と表示されます。
false
に設定すると、
2つの式の違いに関する表示での特殊なチェックがされないようになります。
1つの応用は、例えば、a + %i*b
とa - %i*b
を同じ表示にすることです。
デフォルト値: 10
obase
はMaximaが表示する整数の基数です。
obase
は2から(十進数で)36までの任意の整数を割り当てられます。
obase
が10よりも大きい時、
数値は十進数字0から9に加えて、
必要な大文字アルファベットA, B, C, ...で構成されます。
もし先頭ディジットがそうでなければ文字なら、0ディジットが先頭に表示されます。
許容される最も大きな基数36の数値は0から9までとAからZまでから構成されます。
ibase
も参照してください。
例:
(%i1) obase : 2; (%o1) 10 (%i2) 2^8 - 1; (%o10) 11111111 (%i3) obase : 8; (%o3) 10 (%i4) 8^8 - 1; (%o4) 77777777 (%i5) obase : 16; (%o5) 10 (%i6) 16^8 - 1; (%o6) 0FFFFFFFF (%i7) obase : 36; (%o7) 10 (%i8) 36^8 - 1; (%o8) 0ZZZZZZZZ
デフォルト値: false
pfeformat
がtrue
の時、
整数の比は斜線(スラッシュ)文字で表示され、
整数分母n
は掛け算項1/n
として先に表示されます。
(%i1) pfeformat: false$ (%i2) 2^16/7^3; 65536 (%o2) ----- 343 (%i3) (a+b)/8; b + a (%o3) ----- 8 (%i4) pfeformat: true$ (%i5) 2^16/7^3; (%o5) 65536/343 (%i6) (a+b)/8; (%o6) 1/8 (b + a)
デフォルト値: false
powerdisp
がtrue
の時、
べきを増やす順に項を使って和が表示されます。
例えば、
多項式は切り詰められたべき級数として表示され、
最初に定数項最後に最高次項となります。
デフォルトでは和の項はべきを減らす順に表示されます。
expr_1, …, expr_nを1つ1つ、左から右へ評価し、 コンソールディスプレイの左端から表示します。
print
が返す値は最後の引数の値です。
print
は中間式ラベルを生成しません。
display
, disp
, ldisplay
, ldisp
も参照してください。
これらの関数は一行ずつ1つの式を表示しますが、
print
は一行に2つ以上の式を表示しようとします。
ファイルの中身を表示するには printfile
を参照してください。
例:
(%i1) r: print ("(a+b)^3 is", expand ((a+b)^3), "log (a^10/b) is", radcan (log (a^10/b)))$ 3 2 2 3 (a+b)^3 is b + 3 a b + 3 a b + a log (a^10/b) is 10 log(a) - log(b) (%i2) r; (%o2) 10 log(a) - log(b) (%i3) disp ("(a+b)^3 is", expand ((a+b)^3), "log (a^10/b) is", radcan (log (a^10/b)))$ (a+b)^3 is 3 2 2 3 b + 3 a b + 3 a b + a log (a^10/b) is 10 log(a) - log(b)
デフォルト値: true
sqrtdispflag
がfalse
の時、
sqrt
を指数1/2で表示するようにします。
デフォルト値: false
stardisp
がtrue
の時
掛け算はオペランドの間のアスタリスク*
で表示されます。
デフォルト値: false
ttyoff
がtrue
の時、
出力式は表示されません。
出力式は計算され、ラベルに割り当てられます。
labels
を参照してください。
エラーメッセージやdescribe
の出力のように、組み込みMaxima関数によって出力されたテキストは ttyoff
の影響を受けません。
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