n次元の配列を生成します。 nは5以下を取り得ます。 i番目の次元のための添字は0からdim_iまで動く整数です。
array (name, dim_1, ..., dim_n)
は
一般的な配列を生成します。
array (name, type, dim_1, ..., dim_n)
は
指定されたタイプの要素を持つ配列を生成します。
typeには
制限されたサイズの整数にはfixnum
が使え、
また、浮動小数点にはflonum
が使えます。
array ([name_1, ..., name_m], dim_1, ..., dim_n)
は同じ次元のm個の配列を生成します。
もしユーザーが対応する配列を宣言する前に添字付き変数に割り当てたら、
未宣言配列が生成されます。
(ハッシュコーディングが添字上でされるので)別名ハッシュド配列と知られる未宣言配列は、
宣言配列よりもっと一般的です。
ユーザーは最大サイズを宣言せず、さらなる要素が値に割り当てられる時、ハッシュすることで
それらは動的に成長します。
未宣言配列の添字は数である必要すらありません。
しかしながら、
配列がむしろ疎でないなら、
未宣言のまま放っておくより、可能な時に宣言した方がおそらく効率的です。
array
関数は未宣言配列を宣言配列に変換するのに使うことができます。
A [i_1, ..., i_n]
を評価します。
ここで、Aは配列、i_1, …, i_nは整数です。
これは、最初の引数が関数の代わりに配列だということを除いて、
apply
を連想させます。
配列Aに関する情報を返します。 引数Aは、宣言配列、未宣言(ハッシュド)配列、配列関数、または添字付き関数を取り得ます。
宣言配列では、
arrayinfo
は、
アトムdeclared
と、次元数、それぞれの次元のサイズを含むリストを返します。
配列の要素は、バインドされたものもそうでないものも、listarray
で返されます。
未宣言配列(ハッシュド配列)では、
arrayinfo
は、
アトムhashed
と、添字の数、値を持つすべての要素の添字を含むリストを返します。
値は listarray
で返されます。
配列関数では、
arrayinfo
は、
アトムhashed
と、添字の数、
記憶された関数値がある添字の値すべてを含むリストを返します。
記憶された関数値は、listarray
で返されます。
添字付き関数では、、
arrayinfo
は、
returns a list comprising the
アトムhashed
と、添字の数、
ラムダ式がある添字の値すべてを含むリストを返します。
ラムダ式は listarray
で返されます。
listarray
も参照してください。
例:
宣言配列に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) array (aa, 2, 3); (%o1) aa
(%i2) aa [2, 3] : %pi; (%o2) %pi
(%i3) aa [1, 2] : %e; (%o3) %e
(%i4) arrayinfo (aa); (%o4) [declared, 2, [2, 3]]
(%i5) listarray (aa); (%o5) [#####, #####, #####, #####, #####, #####, %e, #####, #####, #####, #####, %pi]
未宣言(ハッシュド)配列に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) bb [FOO] : (a + b)^2; 2 (%o1) (b + a)
(%i2) bb [BAR] : (c - d)^3; 3 (%o2) (c - d)
(%i3) arrayinfo (bb); (%o3) [hashed, 1, [BAR], [FOO]]
(%i4) listarray (bb); 3 2 (%o4) [(c - d) , (b + a) ]
配列関数に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) cc [x, y] := y / x; y (%o1) cc := - x, y x
(%i2) cc [u, v]; v (%o2) - u
(%i3) cc [4, z]; z (%o3) - 4
(%i4) arrayinfo (cc); (%o4) [hashed, 2, [4, z], [u, v]]
(%i5) listarray (cc); z v (%o5) [-, -] 4 u
添字付き関数に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) dd [x] (y) := y ^ x; x (%o1) dd (y) := y x
(%i2) dd [a + b]; b + a (%o2) lambda([y], y )
(%i3) dd [v - u]; v - u (%o3) lambda([y], y )
(%i4) arrayinfo (dd); (%o4) [hashed, 1, [b + a], [v - u]]
(%i5) listarray (dd); b + a v - u (%o5) [lambda([y], y ), lambda([y], y )]
式A[i_1, ..., i_n]
を返します。
結果は未評価の配列参照です。
arraymake
は、
戻り値は、未評価関数コールの代わりに未評価の配列参照だということを除いて、
funmake
を連想させます。
例:
(%i1) arraymake (A, [1]); (%o1) A 1
(%i2) arraymake (A, [k]); (%o2) A k
(%i3) arraymake (A, [i, j, 3]); (%o3) A i, j, 3
(%i4) array (A, fixnum, 10); (%o4) A
(%i5) fillarray (A, makelist (i^2, i, 1, 11)); (%o5) A
(%i6) arraymake (A, [5]); (%o6) A 5
(%i7) ''%; (%o7) 36
(%i8) L : [a, b, c, d, e]; (%o8) [a, b, c, d, e]
(%i9) arraymake ('L, [n]); (%o9) L n
(%i10) ''%, n = 3; (%o10) c
(%i11) A2 : make_array (fixnum, 10); (%o11) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0 0 0)}
(%i12) fillarray (A2, [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]); (%o12) {Array: #(1 2 3 4 5 6 7 8 9 10)}
(%i13) arraymake ('A2, [8]); (%o13) A2 8
(%i14) ''%; (%o14) 9
デフォルト値: []
arrays
は割り当てられた配列のリストです。
これらは、array
で宣言された配列、
(なにかw配列要素に割り当てられた)陰の定義で構成されたハッシュド配列、
:=
とdefine
で定義された配列関数を含みます。
make_array
で定義された配列は含まれません。
array
, arrayapply
, arrayinfo
, arraymake
,
fillarray
, listarray
, rearray
も参照してください。
例:
(%i1) array (aa, 5, 7); (%o1) aa
(%i2) bb [FOO] : (a + b)^2; 2 (%o2) (b + a)
(%i3) cc [x] := x/100; x (%o3) cc := --- x 100
(%i4) dd : make_array ('any, 7); (%o4) {Array: #(NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL)}
(%i5) arrays; (%o5) [aa, bb, cc]
配列AをBから埋めます。 ここで、Bはリストか配列です。
もし生成時に特定のタイプがAのために宣言されたら、 その同じタイプの要素でだけ埋めることができます; もし違ったタイプの要素をコピーする試みがなされたらエラーです。
もし配列AとBの次元が違ったら、 Aは行優先順で埋められます。 もしBの中の要素が十分でないなら、 Aの残りを埋めるのに最後の要素が使われます。 もし多すぎるなら、残りは無視されます。
fillarray
は最初の引数を返します。
例:
9個の要素の配列を生成し、リストから埋めます。
(%i1) array (a1, fixnum, 8); (%o1) a1
(%i2) listarray (a1); (%o2) [0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0]
(%i3) fillarray (a1, [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]); (%o3) a1
(%i4) listarray (a1); (%o4) [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
配列を埋めるのに要素が足らない時、 最後の要素が繰り返されます。 要素が多すぎる時、余分の要素は無視されます。
(%i1) a2 : make_array (fixnum, 8); (%o1) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0)}
(%i2) fillarray (a2, [1, 2, 3, 4, 5]); (%o2) {Array: #(1 2 3 4 5 5 5 5)}
(%i3) fillarray (a2, [4]); (%o3) {Array: #(4 4 4 4 4 4 4 4)}
(%i4) fillarray (a2, makelist (i, i, 1, 100)); (%o4) {Array: #(1 2 3 4 5 6 7 8)}
多次元配列は行優先順に埋められます。
(%i1) a3 : make_array (fixnum, 2, 5); (%o1) {Array: #2A((0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0))}
(%i2) fillarray (a3, [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]); (%o2) {Array: #2A((1 2 3 4 5) (6 7 8 9 10))}
(%i3) a4 : make_array (fixnum, 5, 2); (%o3) {Array: #2A((0 0) (0 0) (0 0) (0 0) (0 0))}
(%i4) fillarray (a4, a3); (%o4) {Array: #2A((1 2) (3 4) (5 6) (7 8) (9 10))}
配列Aの要素のリストを返します。 引数Aは、宣言配列、未宣言(ハッシュド)配列、配列関数、添字付き関数を取り得ます。
要素は行優先順にリストされます。
すなわち、要素は、最初のインデックスに従って振り分けられ、次に二番目のインデックスに従って、などなど。
インデックス値の振り分け順は、
orderless
が確立する順と同じです。
未宣言配列や、配列関数、添字付き関数では、
要素はarrayinfo
が返すインデックス値に対応します。
宣言された一般配列のバインドされていない要素(すなわち、fixnum
でもflonum
でもない要素)は、 #####
として返されます。
宣言されたfixnum
配列またはflonum
配列のバイドされていない要素は、
それぞれ0または0.0として返されます。
未宣言配列、配列関数、添字付き関数のバインドされていない要素は返されません。
例:
宣言配列に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) array (aa, 2, 3); (%o1) aa
(%i2) aa [2, 3] : %pi; (%o2) %pi
(%i3) aa [1, 2] : %e; (%o3) %e
(%i4) listarray (aa); (%o4) [#####, #####, #####, #####, #####, #####, %e, #####, #####, #####, #####, %pi]
(%i5) arrayinfo (aa); (%o5) [declared, 2, [2, 3]]
未宣言(ハッシュド)配列に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) bb [FOO] : (a + b)^2; 2 (%o1) (b + a)
(%i2) bb [BAR] : (c - d)^3; 3 (%o2) (c - d)
(%i3) listarray (bb); 3 2 (%o3) [(c - d) , (b + a) ]
(%i4) arrayinfo (bb); (%o4) [hashed, 1, [BAR], [FOO]]
配列関数に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) cc [x, y] := y / x; y (%o1) cc := - x, y x
(%i2) cc [u, v]; v (%o2) - u
(%i3) cc [4, z]; z (%o3) - 4
(%i4) listarray (cc); z v (%o4) [-, -] 4 u
(%i5) arrayinfo (cc); (%o5) [hashed, 2, [4, z], [u, v]]
添字付き関数に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) dd [x] (y) := y ^ x; x (%o1) dd (y) := y x
(%i2) dd [a + b]; b + a (%o2) lambda([y], y )
(%i3) dd [v - u]; v - u (%o3) lambda([y], y )
(%i4) listarray (dd); b + a v - u (%o4) [lambda([y], y ), lambda([y], y )]
(%i5) arrayinfo (dd); (%o5) [hashed, 1, [b + a], [v - u]]
Lisp配列を生成し、返します。
typeは、any
, flonum
, fixnum
, hashed
,
functional
を取り得ます。
n個のインデックスがあり、
i番目のインデックスは0からdim_i - 1まで動きます。
make_array
のarray
に対する利点は、
戻り値が名前を持たないことであり、
一旦、それへのポインタが消えると、それも消えます。
例えば、もしy: make_array (...)
なら、
y
は領域を取るオブジェクトを指しますが、
y: false
の後、y
はそのオブジェクトをもはや指さないので、
オブジェクトはガーベッジコレクトされることができます。
例:
(%i1) A1 : make_array (fixnum, 10); (%o1) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0 0 0)}
(%i2) A1 [8] : 1729; (%o2) 1729
(%i3) A1; (%o3) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0 1729 0)}
(%i4) A2 : make_array (flonum, 10); (%o4) {Array: #(0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0)}
(%i5) A2 [2] : 2.718281828; (%o5) 2.718281828
(%i6) A2; (%o6) {Array: #(0.0 0.0 2.718281828 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0)}
(%i7) A3 : make_array (any, 10); (%o7) {Array: #(NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL)}
(%i8) A3 [4] : x - y - z; (%o8) - z - y + x
(%i9) A3; (%o9) {Array: #(NIL NIL NIL NIL ((MPLUS SIMP) $X ((MTIMES SIMP)\ -1 $Y) ((MTIMES SIMP) -1 $Z)) NIL NIL NIL NIL NIL)}
(%i10) A4 : make_array (fixnum, 2, 3, 5); (%o10) {Array: #3A(((0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0)) ((0 0 \ 0 0 0) (0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0)))}
(%i11) fillarray (A4, makelist (i, i, 1, 2*3*5)); (%o11) {Array: #3A(((1 2 3 4 5) (6 7 8 9 10) (11 12 13 14 15)) ((16 17 18 19 20) (21 22 23 24 25) (26 27 28 29 30)))}
(%i12) A4 [0, 2, 1]; (%o12) 12
配列の次元を変えます。
新しい配列は
行優先順に古いものの配列で埋められます。
もし古い配列が小さすぎるなら、
残りの要素は、
配列のタイプに依って、
false
, 0.0
または0
で埋められます。
配列のタイプは変えられません。
配列と関数に関連づけられた配列を削除し、占められた領域を開放します。 引数は、宣言配列、未宣言(ハッシュド)配列、配列関数、添字付き関数を取り得ます。
remarray (all)
は、
グローバルリストarrays
の中の項目すべてを削除します。
もしハッシュド配列の中の値を再定義することが望ましいなら、この関数を使うことが必要になるかもしれません。
remarray
は削除された配列のリストを返します。
remarray
はクォートします。
添字付き式x[i]
を評価します。
subvar
は引数を評価します。
arraymake (x, [i]
は
式x[i]
を構成しますが、
それを評価はしません。
例:
(%i1) x : foo $ (%i2) i : 3 $
(%i3) subvar (x, i); (%o3) foo 3
(%i4) foo : [aa, bb, cc, dd, ee]$
(%i5) subvar (x, i); (%o5) cc
(%i6) arraymake (x, [i]); (%o6) foo 3
(%i7) ''%; (%o7) cc
もしexprが例えばa[i]
のように添字された変数なら、true
を返します。
もしtrue
なら、配列の2つのタイプだけが認識されます:
a:make_array(any,3,4);
を入力してください。
a
は、12個の枠を持つ配列を値として持ち、インデックスはゼロベースです
b[x+1]:y^2
を実行したら、生成された配列のデフォルト値でハッシュテーブル配列
(b
はまだ配列でもリストでも行列でもありません –
もしこれらの1つなら、x+1
は、art-q配列やリスト、行列の有効な添字ではないので
、エラーが起こります。)
(キーとしても知られている)インデックスは、任意のオブジェクトを取り得ます。
一度の1つのキーだけを取ります((b[x+1,u]:y
はu
を無視します。)。
参照は、b[x+1] ==> y^2
によってされます。
もちろん、キーは、例えば、
b[[x+1,u]]:y
が有効なように
リストを取り得ます。
これは古いMaximaハッシュ配列と非互換ですが、コンシングを保ちます。
配列をシンボルの値として記憶することの利点は、
関数のローカル変数についての普通の慣例が配列にも適用することです。
ハッシュテーブルタイプは、
Maximaハッシャの古いタイプよりも
少ないコンシングを使い、もっと効率的です。
翻訳され、コンパイルされたコードに関する一貫した振る舞いを得るためには、
translate_fast_arrays
をtrue
に設定してください。